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静岡市の市場近くにある業者向けの「流通センター」に、一般客でも買える食品問屋がありました。大容量なのはもちろん、ここでしか買えない食材もありました。
表通りから一本裏へ入れば、そこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡る「しずおか裏表さんぽ」。静岡市を縦断する主要道路、流通センター通りを散歩します。
業者向け食材が買える
流通通りの名前の由来になったのは「静岡流通センター」です。東海地方の物流拠点として1975年に操業を開始しました。
約30万平方メートルの広大な敷地に食品、医療、建材、製造業、プラモデルなど80以上の企業が拠点を置いています。
東京ドーム6個分、サッカーコート40面分の広大な敷地です。
その中の一つ小倉屋を訪ねました。
小倉屋・森川達雄 店長:
飲食店、小売店、鮮魚店のお客さんが多いですね。一般の人も買いに来ることができます
食品問屋の小倉屋は、流通センターにある店がほとんどが業者向けの中、一般客でも買い物ができる意外と知られていない裏スポットです。
大容量商品をチェック
店内はまるで倉庫のように食材が積まれています。
コンデンスミルクは1kg入りの袋で売られていました。カレールーは50人前という“炊き出し”規模です。
自社ブランドの「焼きさばフレーク」の缶詰など、普通のスーパーでお目にかかれないものばかり。
サラダ油も一斗缶なら、しょうゆも一斗缶で売られていました。
アイスクリーム店が使う特大フルーツ缶詰や、まるで湿布のようなサイズのシーチキンは、家庭でも使う機会があるかもしれません。
食材だけでなく業務用洗剤も売っていました。
普段お目にかかることのない大容量はもちろん、家庭用サイズの品ぞろえも豊富です。
精肉もビッグサイズ
野菜に魚介、肉などの生鮮食品、冷凍食品コーナーも充実しているので、ここへ来れば買い物に事欠きません。
精肉コーナーでは、扱い方がわからないほどのビッグサイズのブロック肉を発見しました。
粗挽きフランクは串に刺さっていて、8本入りで862円。
メンチカツは冷凍で1袋10個入りとか20個入りのサイズ感です。
お手軽商品発見
冷凍コーナーで袋入りの焼きそばを発見。1kgで690円です。
ニンジンとキャベツは入っているので、あとは肉を入れればお手軽に大量の焼きそばが作れます。
市場から毎朝入荷する鮮魚
鮮魚コーナーでは、流通センターの隣にある中央卸売市場で毎朝仕入れる新鮮な魚介が並びます。
おすすめの「筋子」を購入。ご飯に乗せるだけでおいしそうです。
頼めば三枚おろし、刺身、煮付け用などの下処理をしてもらうこともできます。
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業者しか利用できないとばかり思っていましたが、一般の人にとっても便利そうなお店でした。
■店名 小倉屋
■住所 静岡市葵区流通センター5番6号
■営業時間 6:00~15:00※土~14:30
■定休 日・祝
■駐車場 あり
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